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網膜色素変性症 死亡事故 無罪 [時事ニュース]


網膜色素変性症の男性が起こした死亡事故に対して無罪判決が
あったそうですね。

この事故は去年の3月の奈良市で自動車を運転中に歩行者をはね、
死亡させたとする事件で、

警察は自動車運転過失致死罪として禁錮1年8月を求刑していまし
たが、奈良地裁は昨日9日に無罪を言い渡したとか。

事故を起こした男性は視野が狭くなる難病の「網膜色素変性症」だ
ということを知らずに運転してたそうで、

事故は網膜色素変性症という病気が原因だったとして男性は無罪を
主張していました。

そんな被告の男性の主張に対して奈良地裁の今井裁判官は、網膜色素
変性症により、被害者を見つけることができなかった疑いがあると
判断して無罪を言い渡したそうです。

当時の男性の目の状態は、網膜色素変性症に罹患(りかん)していて、
正面はよく見えるがその周辺はドーナツ状に視野が欠けていたとして、
事故に遭った被害車の男性を見つけられた可能性は低かったとか。

一方、検察側の主張は、前方注視義務を怠って運転していたのが事故の
原因であって、病気は関係ないと主張したけれども、

判決では、前方を見ながら運転していても歩行者を見つけることは出来
なかったという被告の証言は信用できるとして検察側の主張を退けたそうです。

第三者的に見れば、そんな目の異常があることは本人も前から薄々自覚
していたと思いますが、

裁判官は、網膜色素変性症というのはゆっくりと進行するもので、自覚
することは困難だとして、

網膜色素変性症を患っていることに気づかなかった責任もないと、完全に
無罪としたそうですよ。

こんな場合、事故に遭った男性への保証とかどうなるんでしょうね。

本人の生命保険でしか保証されないなんて、何だか理不尽のような気も
しますが、自覚症状がないのではどうしようもないのか・・・

でも、今回の事故で網膜色素変性症だと分かったわけだから、少なくとも
今後の運転は出来ない処置とか処分はすべきでしょう。

じゃないと、今後も同じように事故を起こしても無罪じゃ、亡くなった方も
浮かばれませんものね。





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